堕落論はコロナ禍にピッタリの本だった

紹介本一覧

こんにちは本の宅急便です。最近、コロナすこぶる敏感になってヘトヘトな状態が続いていました。例えば「今日のコロナ感染者数は〇〇人です。」と言う情報に一喜一憂していました。

そんなある日学校の図書室に行くとこんな本に出会いました。

タイトルからして伝わる”圧”が凄くてなんだか今の自分を変えるヒントが見つかりそうだなということで、借りて読んでみたところ・・・予想通りコロナ禍のヒントがたくさん見つかりました。

結論から言うと今のコロナ禍にぴったりの思考が学べて面白いです。ということで今回は赤口安吾著の『堕落論』の感想を書いていきます。

※アマゾンKindleだと無料で読めます。30日の無料体験中ですと無料で堕落論を読むことができるのでこの機に試してみるのもありだと思います。

アマゾンKindleを無料で試してみる

堕落論の大まかな内容

一言で言ってしまうと「堕落こそが人間の元のありかただから堕ちようぜ!」みたいなイメージです。堕ちてからこそ自分自身を発見できるんだよって感じがもはやラスボス感があってインパクト大でした。

さらにもっとすごいのがこれを第二次世界大戦の敗戦後すぐに出版すると言うことですね。(後ほど詳しく書きますが)これって凄くないですか?

敗戦するちょっと前までは情報統制されてこんなこと書いてたら首切られているかもしれませんよ?それなのに戦争が終わったからと言って書くメンタル、めっちゃやばいですし逆にかっこいいです。

堕落論を読んだ感想

今の時代にピッタリすぎて鳥肌が立ちました。読んでいる最中にゾゾゾって感じて、「なんでこんなに内容がコロナ禍に当てはまるんだろ?」と思ってしましました。

コロナ禍にピッタリ!

先ほど内容のところでちょっと紹介したのですが、この作品ができたのは1946年で第二次世界大戦が終わった直後なんですよね。

焼け野原で何もかもを失ない、今までの日常が一気に消えた・・・というのがこの作品のテーマなのですがこれってコロナ禍にも当てはまると思いませんか?例えばステイホームが促されて外出というごく当たり前だった日常がなくなったり、友人と会うことさえはばかれる今の世界。

状況は当時(戦時中)と違えどほぼ同じことが起こっているので現実に投影しやすいです。その中でヒントとなる考え方に出会えるのでめっちゃ良いです。

作品の内容が哲学的で考えさせられる

作品の堕落ってのがけっこう哲学的で考えさせられるのもなお良しって感じです。例えば次の文章。

終戦後、我々はあらゆる自由を許されたが、人はあらゆる自由を許されたとき、自らの不可解な限定とその不自由さに気づくであろう。人間は永遠に自由では有り得ない。なぜなら人間は生きており、又死なねばならず、そして人間は考えるからだ。

「堕落論」より引用

これは今で言うところの「コロナがなくなった後の世界」を考えるのにピッタリです。例えばもしコロナが終わりマスクもステイホームもしなくていい”自由“が戻ったとき、それは果たして自由になれたの?っていう感じですね。うーんすごい哲学的でもある作品だなぁ。

やや読みにくかった

読んでいて若干ですがつまずくことがありましたね。

その言葉自体が難しいとか文が難しいとかではないのですが、昔の文学特有の言い回したとえ話がやや読みづらく大変でした。

ですが古文のように一語一句調べる必要もないですし、現在にも通ずる人間の真理を学べるので読むべき一冊です。

まとめ

「堕落論」はコロナ禍の今だからこそ読むべき本です。1946年の作品ですが侮ることなかれですよ。この本には今にも通ずる人のあり方、真理を学べる不朽の名作ですから。

ちなみにこのサイトから無料で読むことができるのでぜひ読んでみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました