川端康成の「禽獣」は人間の心理をえぐった作品だった

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こんにちはコウイチです。今回は川端康成著の「禽獣」を紹介していきます。

「禽獣」の概要

禽獣は新潮社の「伊豆の踊子」に含まれている短編小説です。

・読みやすさ…★★☆☆☆

・面白さ…★★★☆☆

・イメージのしやすさ…★★☆☆☆

→文学慣れした中級者以上におすすめ

ページ数は20ページ弱と分量的には読みやすいのですが

漢字が多く圧迫されている感じがするので

読みにくかったです。

面白さの方向的にはバラエティのような面白ではなく背筋がゾクゾクするようなスッキリしない面白さです。

またイメージできるかなんですが

・独特な漢字の言い回し
・難しい語句を使っている

ため、結構イメージできませんでした。

コ〜イチ
コ〜イチ

ちなみに「伊豆の踊子」「雪国」で有名な川端康成だよ!

あらすじ

元カノの舞踊会を見るためタクシーに乗っていると目の前のトラックにたくさんの鳥がいたため、自分が過去に飼っていた鳥のことを回想する。

女より鳥や犬などの動物が好きだったこと、鳥を死なせてしまったことなどを思い出しているとタクシーは舞踊会の会場につき元カノと再会するのだが…

初見読んでみた感想

人間心理をえぐるような物語でした。

主人公の異常な動物愛がすごい怖かったです。

特にこのフレーズ

良種へ良種へと狂奔する、動物虐待的な愛護者たちを、彼はこの天地の、また人間の悲劇的な象徴として、冷笑を浴びせながら許している

禽獣より引用

言っていることは今の社会でも通用するんですよね。

品種改良という名目のもと今まで存在しなかった種類を作る。

その恐ろしさ的なものをこのフレーズから読み取れました。

これは他人事ではなくてあなたもその許している側の人間なんだぞってことに気付かされました。

最後をどう読み解くか

最後にこんな文句で禽獣は終わります。

「生まれて初めて化粧したる顔、花嫁の如し」

禽獣より引用

僕は頭の中「???」

です。

これはただ僕の読み方が下手なのか…

こう言う終わり方ってなんかおしゃれでいいですよね。

最後読み終わる時のゴールテープですからこう言う終わり方が最高です。

なんならこのゴールテープを切るために読んでもいいと思います。

おすすめしたい方

・ある程度文学慣れしている

・語彙がある方

・短編が好きな方

特にこの本はやや難易度(読解の)が高いのでぜひある程度文学慣れしてから読んでみてください。

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