こんにちは本の宅急便です。
最近SDGsという言葉をよく聞くんですよね。テレビでもTwitterでもましてや学校に至ってはSDGsの探求も進められているほどです。
そんなSDGsについて僕自身よく分かっていなかったので「 2030年の世界地図帳」というSDGs関連の本を読んでみました。
結論から言うと本書はSDGsを踏まえた世界の状況そしてこれからの未来について深く知れちゃう一冊です。
著者が落合陽一さんということもあり読む前から良書確定だなと思っていたのですがやはり期待を裏切らないですね笑
ということで今回は「2030年の世界地図帳」を読んだ感想を投下します。
今の世界状況をSDGsの観点から俯瞰できる一冊
本書の感想を一言で言うならば「今の世界状況をSDGsの観点から俯瞰できる一冊」です。
ところでみなさんSDGsって知ってますか?
SDGsとは・・・
2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です
外務省「SDGsとは」より引用
要するに世界が一つとなって地球を良くしていこう!みたいな目標です。
この目標がまぁ大変そうで、さらにあんまり馴染みのない目標などもあるのでSDGsを知っただけでは頭がポカーンとしていました。
ですが本書ではそんなSDGsを世界の状況とミックスしながら話が進んでいくので「はいはいなるほど。これはまずいな」みたいな感じでサクサク読めました。
ある種の固定観念的なのがなくなった
本書を読んでいくうちにある種の固定観念のようなものがなくなりました。
例えば本書でも取り上げられているアフリカについて。
みなさんがアフリカの社会環境をイメージするとなんか「貧困がすごい」とか「紛争、衛生面」などネガティブな印象があるはずです。
実際僕もそうでした。「アフリカって多分環境劣悪なんだよなぁ。募金しよ」みたいな感じ。
でも実はスマホが普及し出していたり「Mペサ」という独自に経済が発展してたりとちょっと僕達が学校の授業で習ったようなイメージとはギャップがあることに気づきます。
(でもまだ貧困とかは一定数います。)
なので決して学校の授業で習った通りが起きていることもなくネガティブだらけではないみたい。
こんな感じでアフリカに限らず世界に対する固定観念がなくなっていきます。
ただまだアフリカは発展途上だから助けないとですね。
世界を客観視できる
世界の状況ってあんまりイメージ湧かなくないですか?
テレビの情報も国内がメインですし、TwitterなどのSNSも情報が断片的。情報が得られたとしても氷山の一角に過ぎないかもしれません。
日本が島国という地理的要因もあるのかもしれませんが世界の状況は知っておいて損はないでしょう。
さらに昨今では環境の変化をモロに受けているのでSDGsという見方で世界を見ることは重要です。

本書では世界を知るだけではなくデータに基づいた客観的事実から世界を見ることができます。
その結果何ができるのか。
世界の問題に目を向けることができ今自分がするべきことを改めて考えるきっかけになると思います。
例えばエコを心がけようとか、チャリティーしようとか。
そういう動機を作ることのできる本書。
大人もそうですがこれからの日本を支えていく若い層にも読んでもらいたい一冊です。
読む時のヒント

深く考えながら読むことでこれからの生き方の道しるべとなります。
例えば脱炭素社会。最近よく聞くようになりましたが
じゃあ脱炭素した後に何が起こるのか、デメリットはあるのか、どんなライフスタイルに変わるのか、などこれからの生き方を考えながら読むことで
道しるべとなる情報がたくさん転がる宝箱のような本になります。
読む時は受動的ではなく自ら情報の海に飛び込んで「なぜ」や「どうなるの」を考えながら読むと本書から得られるものはめちゃくちゃ増えますよ。
SDGsの入門を知りたい人向けの本ではない
ちょっとしたデメリットというか注意点です。
本書はSDGsを踏まえた未来について(=2030年の世界地図帳)というテーマで話が進んでいきます。
なので「そもそもSDGsってなんだろ?知りたい!!」という方向けではないです。
(ちなみにSDGs入門の本はこれがオススメ)
ですがSDGsを学んだ最終地点でもある「SDGsと今後の未来」は本書でたくさん学べるので買って損はないですよ
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